トイレは、立つ・座る・向きを変える・ズボンを上げ下ろしする、と狭い場所で多くの動作が続くため、手すりがとても役に立つ場所です。一方で、位置や左右を間違えると、かえって動きにくくなったり、ふらつきの原因になったりすることもあります。
この記事では、手すりの位置と高さの目安、種類の選び方、麻痺がある場合の左右の決め方に加えて、壁の下地の確認、工事の費用の目安と介護保険の使い方、よくある失敗までまとめました。
- 立ち座りには縦手すりが力を入れやすい。便座に座って腕を前に伸ばした指先のあたりが位置の目安
- 高さは、横手すり(L字の横の部分)が便座から22〜25cm上、縦手すりは肘を90度に曲げた手の高さから肩の高さまで。「床から○cm」の1つの数字では決めにくい
- 1本で立ち座りと座っている間の姿勢の両方を支えられるL字型がおすすめ
- 片麻痺の方は、麻痺のない側の手で縦手すりを握れる配置が基本。右半身が麻痺なら便座に座って左側、左半身が麻痺なら右側
- その側に壁がないときは、可動式の手すりや、正面の壁の横手すりで補う方法がある
- 歩行器を使っている方は、入口の縦手すりと、便器までの伝い歩き用の手すりも忘れずに
- 壁の中に柱や下地がないと、そのままでは付けられないことがある。補強の板を当てて付ける方法もある
- L字型の手すりを1本付ける工事は1万5千円〜5万円ほどが目安(介護保険を使うと、自己負担は1〜3割)。住宅改修は工事の前の申請が必要
1. トイレの手すりが支える動作
トイレでは、主に次の場面で手すりを使います。どの場面で困っているかによって、合う手すりの形や位置が変わります。
- 移動・向きを変える:ドアから便器の前まで歩き、向きを変える(歩行器を入口に置いて、伝い歩きに移る場合も)
- 立ち座り:便座に座る、便座から立ち上がる
- 座っている間の姿勢:体が傾かないように支える、踏ん張る
- ズボンの上げ下ろし:片手で支えながら、立った姿勢を保つ
2. トイレの手すりの取り付け位置と高さの目安
先に、目安をまとめます。くわしい考え方は、この下に書きました。左右は、便座に座ったときの向きで考えます。
| 手すり | 位置・高さの目安 | 決め方 |
|---|---|---|
| 縦手すり:前後の位置 | 便器の先端から20〜30cm前 | 便座に座って、腕を前にまっすぐ伸ばした指先のあたり |
| 縦手すり:高さ | 肘を90度に曲げたときの手の高さから、肩の高さまで | 縦に長いものを選び、座っても立っても握れるようにする |
| 横手すり(L字型の横の部分) | 便座から22〜25cmほど上 | 肘を乗せて、肘掛けのように使える高さ |
| 左右(どちら側に付けるか) | 片麻痺の方は、麻痺のない側(右半身の麻痺なら左側、左半身の麻痺なら右側)。脚の骨折や痛みがある方は、痛みの少ない脚と同じ側が多い | くわしくは「4. 左右の決め方」 |
- 縦手すりの前後の位置:便座に座って、腕を前にまっすぐ伸ばしたときの指先のあたりが目安です。一般的には、便器の先端から20〜30cm前になることが多いです。立ち上がるときは、おじぎをするように体を前に傾けてから腰を浮かせるため、手すりが少し前にあると体を前に移しやすくなります。
- 縦手すりの高さ:肘を90度に曲げたときの手の高さから、肩の高さまでが握りやすい範囲です。座った姿勢でも立った姿勢でも握れるよう、縦に十分な長さのあるものを選びます。
- 横手すりの高さ:便座から22〜25cmほど上にあると、肘掛けのように使えます。
「床から何cm」と、1つの数字にしにくい理由
手すりの高さは「床から○cm」と示されることもありますが、トイレでは1つの数字で決めにくい場所です。便座の高さが便器によって違い、座る方の体格や姿勢も違うためです。そのため、座る位置からの距離(便座から、便器の先端から)と、ご本人の手や肘の高さで考えるのがおすすめです。
ご家族でもできる確かめ方は、次のとおりです。
- 付けたい位置に、マスキングテープで印を貼ります。
- 便座に座り、腕を前にまっすぐ伸ばして、指先が印のあたりに届くか確かめます。
- 印をつかんで立ち上がる動作をして、握り替えをせずに、体を引き寄せやすいか確かめます。
実際に動いてもらうと、想像とずれていることがよくあります。判断に迷うときは、リハビリの専門職や福祉用具専門相談員に、立ち座りの様子を見てもらって決めるのがおすすめです。
高さの測り方は、記事「手すりの高さの決め方」で、廊下や玄関とあわせて詳しくまとめています。
3. 手すりの種類と、向いている方
L字型の手すり(おすすめ)
縦と横の手すりがひとつにつながった形で、1本で立ち座りと、座っている間の姿勢の両方を支えられます。縦の部分は、立ち上がるときに体を引き寄せたり、座るときにゆっくり腰を下ろしたりするのに使います。横の部分は、肘掛けのように腕を乗せて姿勢を安定させたり、立ち上がりの始めに手をついて押したりするのに使います。
- 脚の力が弱くなった、膝や腰に痛みがあるなどで、立ち上がるときに手の力を借りたい方
- 座るときに、ゆっくり腰を下ろせず「ドスン」と座ってしまう方
- 座っている間に体が傾きやすい方や、排泄のときに踏ん張りにくい方
縦手すり
手首をまっすぐにしたまま握れるので、立ち座りのときに体を引き寄せる力を入れやすい形です。
- 座っている間の姿勢は安定していて、立ち座りだけを助けたい方
横手すり
手を滑らせながら伝い歩きをしたり、肘をかけたりするのに向いています。壁に沿って長めに付けると、トイレの中の移動、立ち座り、座っている間の姿勢に1本で使える場合もあります。
- ドアから便器までの移動や、向きを変えるときにも支えがほしい方
上部が平らな手すり(棚状のもの)
握る棒の形ではなく、上の面が平らになっている手すりです。握るのではなく、手のひらや前腕を乗せて体を支えられます。介護保険の住宅改修では、この形の手すりも対象になるとされています。
- 握力がほとんどない方や、手がこわばってしっかり握れない方
- 手首や指に痛みがあり、握ると痛い方
可動式の手すり(はね上げ式など)
使うときは下ろして肘掛けのように使い、使わないときは上げておける手すりです。便器の横に壁がない側にも付けられ、上げておけば、介助する人が近づく場所を確保できます。
- 付けたい側に壁がない方
- ご家族が横に立って介助する方
置くタイプ・便器に固定するタイプ
床に置いて使う手すりや、便器に固定する手すりなど、壁に工事をしなくても使えるものがあります。介護保険でレンタルできます。レンタル料の自己負担の目安は、住宅改修と福祉用具の費用のツールで確認できます。
- 賃貸住宅の方
- 退院直後など、まず試してから工事を考えたい方
- 便器の横の壁が遠い方
4. 左右の決め方(右麻痺・左麻痺・足が痛い方の場合)
脳卒中などで体の片側に麻痺がある場合、麻痺のない側の手で縦手すりを握れる配置が基本です。たとえば右半身に麻痺がある方なら、便座に座ったときの左側に縦手すりがあると、左手で引き寄せて立ち上がれます。
縦手すりの位置を間違えると、動作を妨げたり、ふらつきの原因になったりすることがあるため、とくに慎重に決めたい部分です。
| 体の状態 | 手すりをおすすめする側(便座に座ったとき) |
|---|---|
| 右半身の麻痺 | 左側(麻痺のない左手で握る) |
| 左半身の麻痺 | 右側(麻痺のない右手で握る) |
| 片方の脚の骨折・手術後や、膝・股関節の痛み | 痛みの少ない脚と同じ側が多い |
左右は「便座に座ったとき」の向きで考えます。トイレの入口から見た左右とは逆になることがあるため、注意が必要です。
骨折や脚の痛みがある方の場合
麻痺がなくても、片方の脚が痛む・体重をかけにくいときは、痛みの少ない脚で体を支えて立ち上がることが多くなります。その場合、痛みの少ない脚と同じ側に手すりがあると、同じ側の手と脚でしっかり体を引き上げやすいとされています。ただし、手術の種類や、体重をかけてよい程度は人によって違うため、退院前に担当のリハビリ専門職に確かめておくのがおすすめです。
理想の側に手すりを付けられないとき
トイレの広さや便器の向きの都合で、麻痺のない側に壁がない場合もあります。そのときは、次のような方法で補います。
- 可動式の手すりを使う:壁のない側にも付けられる、はね上げ式などの手すりを、麻痺のない側に付けます。
- 正面の壁に手すりを付ける:便器の正面に壁があれば、正面に横手すりやL字型の手すりを付けます。前にある手すりは、立ち上がるときに体を前に移しやすく、立った姿勢も安定しやすくなります。
5. 歩行器を使っている方は、入口の手すりも
ふだん歩行器を使って生活している方の場合、トイレの中は狭く、歩行器ごと入れないことがほとんどです。そのため、トイレの外(入口の手前)に歩行器を置き、そこから便器までは手すりを伝って歩くことになります。
手すりを考えるときは、便器のまわりだけでなく、歩行器から手すりへの持ちかえと、便器までの伝い歩きを支える手すりを忘れないことが大切です。歩行器の種類や選び方は、記事「歩行器の種類と選び方」でまとめています。
- 入口の縦手すり:トイレの入口(ドアの横の壁など)に縦手すりがあると、歩行器から手を離す前に、しっかり握って体を支えられます。歩行器から伝い歩きへ、安定して移ることができます。ブレーキが付いている歩行器は、ブレーキをかけてから手を離すと安心です。
- 便器までの伝い歩き用の手すり:入口から便器まで、手すりが途切れずにつながっていると安心です。トイレの中の壁に横手すりを付け、便器の横のL字型手すりへつなげる形がよく使われます。
- 帰りも同じ手すりで:用を済ませたら、同じ手すりを伝って入口まで戻り、入口の縦手すりを握ったまま歩行器に持ちかえます。歩行器は、戻ったときにすぐ手が届く位置に置いておくと安心です。
6. ズボンの上げ下ろしのときの使い方
トイレの中で意外と難しいのが、立ったままズボンを上げ下ろしする動作です。片手を手すりから離すため、ふらつきやすくなります。
- 基本:麻痺のない側の手で手すりを持って立ちます。体を少し手すりにもたれかけるようにすると、立った姿勢が安定しやすくなります。
- 麻痺が軽い場合:麻痺のある側の手で手すりを持ち、麻痺のない側の手でズボンを上げ下ろしする方法もあります。
- 前の手すりを使う:足より前にある手すりを支えにすると、立った姿勢が安定しやすくなります。正面の壁の横手すりは、ズボンの上げ下ろしのときにも役立ちます。
どの方法が合うかは、麻痺の程度や立った姿勢のバランスによって大きく変わります。ふらつきがある場合は、無理に一人で行わず、リハビリの専門職と、安全な手順を一緒に決めておくと安心です。
7. 壁に取り付けられるか(下地の確認)
手すりは、壁ならどこにでも付けられるわけではありません。壁の表面のボードだけにねじを打っても、体重をかけたときに抜けてしまいます。ご本人にとって一番よい位置が決まっても、壁の中の状態によっては、そのままでは付けられないことがあります。
- 柱や間柱に留める:木造の住宅では、壁の中に柱や間柱(柱の間に入っている細い柱)が入っていて、そこにねじを打ちます。位置は決まった間隔で入っているため、希望の場所に必ずあるとは限りません。
- 下地がないときは、補強の板を当てる:付けたい位置に柱がないときは、壁に補強の板を取り付け、その板の上から手すりを付ける方法があります。板のぶん少し出っぱりますが、位置を自由に決めやすくなります。
- ボードや浴室の壁に直接付けられる金具もある:石こうボードやユニットバスの壁に直接取り付けられる金具も増えています。ただし、壁の素材や構造、傷み具合によっては使えないこともあります。
- タイル・コンクリートの壁:専用の工事が必要になり、費用が上がることがあります。
壁の中がどうなっているかは、工事をする業者や福祉用具専門相談員が下見のときに確認します。ご家族が前もって壁をたたいて調べておく必要はありません。
8. 費用の目安と、介護保険の使い方
費用の目安
- トイレにL字型の手すりを1本付ける工事:おおよそ1万5千円〜5万円ほどです。壁の補強が必要な場合や、タイルの壁の場合は、これより高くなることがあります。
- 介護保険の住宅改修:工事費20万円までが対象で、自己負担は1〜3割です。1割の方なら、3万円の工事で自己負担は3千円ほどになります。
- 分けて使える:20万円の枠は、上限の範囲であれば、工事のたびに申請して何回かに分けて使えます。「まずトイレの手すりだけ、様子を見て必要なら浴室にも」というように、困っている場所から順番に進められます。
- 工事をしない手すり(置くタイプ・便器に固定するタイプなど):介護保険の福祉用具として、月々の自己負担(1〜3割)でレンタルできます。
相談から取り付けまでの流れ
- 担当のケアマネジャー(要支援の方や、まだ担当がいない方は地域包括支援センター)に相談します。
- 工事をする業者が下見に来て、位置と下地を確認し、見積もりを出します。入院中であれば、理学療法士や作業療法士が家屋調査で位置を一緒に確認することもあります。
- 市区町村へ事前に申請します(理由書、見積書、工事前の写真などを、ケアマネジャーや業者が用意します)。
- 承認が出てから工事をします。手すり1本であれば、工事そのものは半日ほどで終わることが多いです。
- 工事のあとに、領収書と工事後の写真を添えて支給の申請をします。原則は、いったん全額を支払ってから、あとで自己負担分を除いた額が戻る形です。
介護保険を使うときは、工事の前に申請が必要です。申請より先に工事を始めると、介護保険の対象にならないことがあります。相談から工事まで2週間〜1か月ほどかかることもあるため、退院の日が決まっているときは、早めに相談を始めるのがおすすめです。
賃貸住宅の場合
賃貸住宅でも住宅改修はできますが、所有者(大家さん)の承諾書と、賃貸契約書の写しが必要になります。承諾を得るまでに日数がかかることがあるため、早めの相談がおすすめです。なお、退去するときに元に戻す費用は、介護保険の対象になりません。壁に穴を開けたくない場合は、置くタイプや突っ張り型の手すりをレンタルする方法があります。
自分で取り付けたいとき
ご本人やご家族が材料を買って取り付けた場合、介護保険では材料費だけが対象になり、工賃は対象外とされています。この場合も、事前の申請は必要です。
ただし、手すりは体重を預けて使うものです。下地に確実に留まっていないと、握った瞬間に抜けて転ぶことにつながります。壁の中の下地を確かめる道具や経験が必要なため、工事をする業者に頼むほうが安心です。
9. よくある失敗
- 実際に動いてもらわずに、図面だけで位置を決めた:便座に座った姿勢から手を伸ばしてもらうと、想像とずれていることがよくあります。
- 縦手すりが短い:座った姿勢と立った姿勢では、握る高さが変わります。縦の長さが足りないと、立ち上がる途中で握り替えが必要になり、かえって不安定になります。
- 紙巻き器やドアとぶつかる:手すりを付ける位置に紙巻き器やタオル掛けがあると、どちらかを移すことになります。内開きのドアが手すりに当たる場合もあります。
- 使いたい手と反対側に付けた:麻痺のある側や、痛みのある側に付けてしまうと、ほとんど使えません。
- 置くタイプに強く体重をかけて動いた:軽い置き型の手すりは、体重のかけ方によって動くことがあります。立ち上がりで強く押す使い方をする場合は、重さや形を選び直すか、工事で付ける手すりを検討します。
- トイレの中だけで考えた:入口までの移動や、ドアの開け閉めのときにふらつく方もいます。困っている場面が、実は便器の手前にあることもあります。
10. よくある質問
トイレの手すりの高さは、床から何cmが目安ですか?
床からの1つの数字では決めにくく、便座を基準に考えるのが一般的です。横手すり(L字型の横の部分)は便座から22〜25cmほど上、縦手すりは便器の先端から20〜30cm前で、肘を90度に曲げたときの手の高さから肩の高さまでが握りやすい範囲です。便座の高さや体格で変わるため、座って腕を伸ばした位置に印を付けて、立ち座りを試してから決めると失敗しにくくなります。迷うときは、リハビリの専門職や福祉用具専門相談員に実際の動作を見てもらうのがおすすめです。
トイレの手すりの取り付けに、いくらかかりますか?
L字型の手すりを1本付ける工事で、おおよそ1万5千円〜5万円ほどが目安です。壁の補強が必要な場合や、タイルの壁の場合は高くなることがあります。介護保険の住宅改修を使うと、工事費20万円までを対象に、自己負担は1〜3割になります。
賃貸住宅でも手すりを付けられますか?
付けられますが、所有者(大家さん)の承諾書と、賃貸契約書の写しが必要になります。退去するときに元に戻す費用は介護保険の対象にならないため、その点も含めて相談しておくと安心です。壁に穴を開けたくない場合は、置くタイプや突っ張り型の手すりをレンタルする方法があります。
手すりを自分で取り付けてもよいですか?
介護保険では、ご本人やご家族が材料を買って取り付けた場合、材料費だけが対象になり、工賃は対象外とされています。事前の申請も必要です。ただし、手すりは体重を預けて使うため、壁の下地に確実に留める必要があります。安全のためには、工事をする業者に頼むほうが安心です。
右半身が麻痺しています。手すりは右と左のどちらに付けますか?
麻痺のない側、つまり左側に縦手すりがあると、左手で引き寄せて立ち上がりやすくなります。左右は、便座に座ったときの向きで考えます。左半身が麻痺のときは、反対の右側です。トイレの広さの都合で付けられない場合は、可動式の手すりや、正面の壁の手すりで補う方法もあります。立ち上がりや向きを変える動きは人によって違うため、実際の動作を専門職に見てもらって決めるのがおすすめです。
手すりの太さは、どれを選べばよいですか?
手すりの太さは直径32〜45mmほどのものが一般的で、細めのものはしっかり握りやすく、太めのものは軽く握って手を滑らせやすい特徴があります。トイレのように握って体を支える場所は、直径32〜35mmほどの細めが選ばれることが多いです。手の大きさや握力によっても合う太さは変わるため、実際に握ってもらって決めるのがおすすめです。
握力が弱く、手すりを握れません。それでも使えますか?
上の面が平らな棚状の手すりなら、握らずに手のひらや前腕を乗せて体を支えられます。介護保険の住宅改修でも、この形は対象になるとされています。握る力がどれくらい必要かは動作によって変わるため、リハビリの専門職に、実際の立ち座りを見てもらったうえで形を選ぶのがおすすめです。
工事までどれくらいの日数がかかりますか?
相談、下見と見積もり、市区町村への事前申請、承認、工事という順に進むため、2週間〜1か月ほどかかることがあります。退院の日に間に合わないときは、まず置くタイプの手すりをレンタルでつないで、あとから工事を考える方法もあります。
まずは担当のケアマネジャー(要支援の方や、まだ担当がいない方は地域包括支援センター)に相談するところから始めるのがおすすめです。それぞれの役割は、記事「地域包括支援センターと居宅介護支援事業所の違い」でまとめています。
関連ツール 住宅改修と福祉用具の費用 トイレで困っている場面から、手すりの工事・レンタルの自己負担の目安がわかります。出典・参考にした資料
- 公益財団法人テクノエイド協会「手すりを上手に使う」(福祉用具シリーズ Vol.14):トイレで手すりを使う場面、縦手すり・肘掛けのような横手すりの位置、可動式・置くタイプの手すり、ズボンの上げ下ろしのときの前方の手すり、縦手すりの位置を誤ったときの影響 PDF
- 公益財団法人テクノエイド協会「手すりを上手に使う」(福祉用具シリーズ Vol.14):手すりの太さの目安(直径32〜45mm、握る場面の多いものは32〜35mmが主流、細めは握りやすく太めは手を滑らせやすい)、壁の下地の状態によっては設置できないことや補強が必要になること、石こうボード・ユニットバスの壁に直接取り付ける金具 PDF
- 東京都福祉局「住宅改修Q&A(厚生労働省ホームページ及び介護保険最新情報より抜粋)」:上部が平らな(棚状の)手すりも支給対象であること、本人や家族が取り付けた場合は材料費のみが対象で工賃は対象外であること、賃貸住宅で退去時に元に戻す費用は対象外であること PDF
- 広島県「高齢者のための住宅改修ポイント【ポイント2】」:トイレの縦手すり・横手すりの位置 ページ
この記事は一般的な考え方をまとめたものです。実際の手すりの種類や位置は、ご本人の体の状態やトイレの広さによって変わります。