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介護保険料の地域比較第1号保険料の基準額・伸び率・要介護認定率|第9期(2024〜2026年度)・全国1,573保険者

監修:やまねこ(運動器認定理学療法士・リハビリテーション科主任)

厚生労働省が公表した第9期の保険者別の基準額(月額)を、検索・並べて比較・一覧で見られるツールです。第8期からの伸び率、要介護認定率(2023年12月末)、全国と都道府県内での順位を表示し、表はCSVで書き出せます。広域連合・組合の構成市町村名からも探せます。

6,225円全国の基準額(月額・加重平均)
9,249円最高(大阪市)
3,374円最低(小笠原村)
712 保険者第8期(2021〜23年度)より基準額が上がった保険者。据え置き 585、下がった 276

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漢字・ひらがなで探せます。広域連合・組合の構成市町村名でも出ます。

一覧で見る

都道府県を選ぶと、その中の保険者の一覧を出します。見出しを押すと並べかえます。

図で見る

第1号被保険者3,000人以上の保険者(約1,200)を点で表しています。検索した保険者・比べる表の保険者は、大きな輪と名前で示します。点の値は、国の公表データからこのサイトで計算したもので、元の数字と計算式は、下の「データと計算方法」で確かめられます。

1人あたり給付費と基準額

図1 第1号被保険者1人あたり給付費(2024年度)と基準額(第9期)

1人あたり給付費が多い保険者ほど、基準額も高い傾向があります(順位相関0.68)。保険料の差は、その地域でどれだけ介護サービスが使われているかを、かなり映していると考えられます。

地域の4つの型

図2 年齢調整認定率と、認定者のうち要介護3以上の割合(2024年度末)。点の色が型、破線は中央値

型は、年齢調整認定率の中央値(18.4%)と、重度の割合の中央値(34.9%)で、第1号被保険者3,000人以上の保険者を4つに分けたものです。保険者の良し悪しを表すものではありません。また、見えているのは関係までで、原因まではわかりません。

型ごとの特徴や、保険料の地域差が何から生まれているかは、記事「介護保険料の地域差は何から生まれる?」にまとめています。

基準額の高い保険者・低い保険者

高いほうから10

都道府県保険者第9期伸び率
大阪府大阪市9,249円+14.3%
大阪府守口市8,970円+32.9%
大阪府門真市8,749円+29.7%
岩手県西和賀町8,100円±0.0%
青森県七戸町7,900円+3.9%
東京都檜原村7,900円±0.0%
大阪府松原市7,900円+20.6%
青森県東北町7,880円−0.9%
青森県東通村7,800円+6.8%
秋田県藤里町7,800円±0.0%

低いほうから10

都道府県保険者第9期伸び率
東京都小笠原村3,374円±0.0%
群馬県草津町3,600円+9.1%
北海道音威子府村3,600円+9.1%
宮城県大河原町4,000円+5.3%
千葉県栄町4,300円−0.9%
埼玉県鳩山町4,300円+13.2%
北海道登別市4,300円±0.0%
北海道深川市4,300円−6.5%
北海道根室市4,300円±0.0%
北海道広尾町4,400円±0.0%

都道府県の平均

都道府県の中の保険者の加重平均(厚生労働省の公表値)です。

47都道府県の表を開く
都道府県第8期第9期伸び率
北海道5,693円5,738円+0.8%
青森県6,672円6,715円+0.6%
岩手県6,033円6,093円+1.0%
宮城県5,939円6,098円+2.7%
秋田県6,487円6,565円+1.2%
山形県6,110円6,058円−0.9%
福島県6,108円6,340円+3.8%
茨城県5,485円5,609円+2.3%
栃木県5,656円5,773円+2.1%
群馬県6,136円6,203円+1.1%
埼玉県5,481円5,922円+8.0%
千葉県5,385円5,885円+9.3%
東京都6,080円6,320円+3.9%
神奈川県6,028円6,340円+5.2%
新潟県6,302円6,412円+1.7%
富山県6,301円6,327円+0.4%
石川県6,349円6,354円+0.1%
福井県6,242円6,223円−0.3%
山梨県5,783円5,744円−0.7%
長野県5,623円5,647円+0.4%
岐阜県5,931円6,094円+2.7%
静岡県5,681円5,810円+2.3%
愛知県5,732円5,957円+3.9%
三重県6,174円6,295円+2.0%
滋賀県6,127円5,979円−2.4%
京都府6,328円6,608円+4.4%
大阪府6,826円7,486円+9.7%
兵庫県6,001円6,344円+5.7%
奈良県5,851円6,034円+3.1%
和歌山県6,541円6,539円−0.0%
鳥取県6,355円6,219円−2.1%
島根県6,379円6,432円+0.8%
岡山県6,271円6,364円+1.5%
広島県5,985円6,098円+1.9%
山口県5,446円5,568円+2.2%
徳島県6,477円6,515円+0.6%
香川県6,204円6,219円+0.2%
愛媛県6,409円6,438円+0.5%
高知県5,814円5,809円−0.1%
福岡県6,078円6,295円+3.6%
佐賀県5,984円5,983円−0.0%
長崎県6,254円6,222円−0.5%
熊本県6,240円6,190円−0.8%
大分県5,956円6,235円+4.7%
宮崎県5,955円6,038円+1.4%
鹿児島県6,286円6,210円−1.2%
沖縄県6,826円6,955円+1.9%

用語の説明

第1号被保険者
65歳以上で、その市区町村(保険者)の介護保険に入っている人です。
保険者
介護保険を運営する市区町村です。いくつかの市町村がまとまって運営する「広域連合・組合」もあります。
基準額
65歳以上の人が払う介護保険料のうち、所得の段階のまん中(国の標準では第5段階)の月額です。実際の保険料は、所得の段階ごとに、基準額に倍率をかけて決まります。
伸び率
第8期(2021〜2023年度)の基準額から、第9期への変化の割合です。
1人あたり給付費
介護保険から事業所に支払われたお金(利用者が払う1〜3割を除いた分)を、その地域の65歳以上の人数で割って、1か月あたりにした額です(2024年度)。サービスを使っていない人も含めて割るので、「65歳以上の人1人に、介護保険から月にいくら使われているか」の平均です。たとえば札幌市は月21,951円です。
要介護認定率
65歳以上の人のうち、要支援・要介護の認定を受けている人の割合です。国の一覧に参考として載っている値(2023年12月末)を表示しています。
年齢調整認定率
認定率は、年齢が高いほど上がります(2024年度末の全国で、65〜74歳は約4%、85歳以上は約6割)。そのため、85歳以上の人が多い地域は、それだけで認定率が高くなります。そこで、どの地域も全国と同じ年齢の割合(65〜74歳42%・75〜84歳39%・85歳以上19%)だったとして、計算し直した認定率です。それでも地域によって差が残ります(第1号被保険者3,000人以上の保険者で、上位1割は約21%、下位1割は約16%)。この差は、年齢のちがいでは説明できない差で、健康状態、認定の申請のしかた、サービスの使い方などのちがいが考えられます。このサイトで計算しました。国の「調整済み認定率」(性別もそろえる)とは、少しずれます。
重度の割合
認定を受けている65歳以上の人のうち、要介護3以上の人の割合です(2024年度末)。
要支援の割合
認定を受けている65歳以上の人のうち、要支援1・2の人の割合です。
型
年齢調整認定率と重度の割合が、それぞれ全国の中央値より高いか低いかで、保険者を4つに分けたものです。第1号被保険者3,000人以上の保険者だけを分けています(人数の少ない保険者は、数字が年ごとに大きくぶれるため)。
順位
全国1,573、または都道府県内の保険者の中で、基準額が高いほうから数えた順位です。同じ額は同じ順位にしています。
順位相関
2つの数字の並び順が、どれくらいそろっているかを、−1から1で表した値です。1に近いほど「片方が高い保険者ほど、もう片方も高い」関係が強いことを表します。原因と結果を示すものではありません。
中央値・加重平均
中央値は、小さい順に並べたときのまん中の値です。加重平均は、人数の多い保険者ほど重く数えた平均です。

基準額は国が2024年5月に公表した値(期の途中の改定は反映していません)、給付費・年齢調整認定率・重度の割合は2024年度の実績で、時点がそろっていません。

データと計算方法

このページの数字は、すべて国の公表データから、次のように計算しています。元の数字と計算した値は、CSVで確かめられます。

使ったデータ
数字元のデータ(表)
基準額(第8期・第9期)、要介護認定率(2023年12月末)厚生労働省「第9期…第1号保険料…について」各保険者保険料基準額一覧
第1号被保険者数(年齢別)介護保険事業状況報告(年報)令和6年度 第2表
認定者数(要介護度別・年齢別)同 第4-1-1表(その2〜その8)
給付費(第1号被保険者分、サービス別)同 第8-2-4表

分析のくわしい方法と限界は、記事「介護保険料の地域差は何から生まれる?」の「データと計算方法」にあります。

よくある質問

基準額とは、何ですか?

第1号保険料(65歳以上の方の保険料)の所得段階のうち、基準となる段階の額です。国の標準段階(第9期は13段階)では第5段階が基準額(倍率1.0)にあたり、ほかの段階は基準額に倍率をかけて決まります。段階の数や倍率は保険者ごとに設定できます。

広域連合・組合は、どう扱っていますか?

国の一覧は保険者ごとなので、広域連合・組合は1つの額として載っています。このツールでは、構成市町村の名前からも、その広域連合の額にたどれるようにしています。福岡県介護保険広域連合は、構成市町村をA・B・Cの3グループに分けて基準額を定めているため、市町村名で探すとグループの額を表示します(国の一覧の額は広域連合全体の値です)。

次に保険料が変わるのは、いつですか?

第9期は2024年度から2026年度までの3年間です。2027年度からは第10期の保険料になり、国のまとめが公表されたら、このツールも更新する予定です。

あわせて使いたい

出典・参考にした資料

広域連合・組合の構成市町村は、総務省の市区町村の一覧と照らし合わせ、公開されている情報で確かめて対応させました。CSVを使うときは、出典として上の厚生労働省の資料を記載し、加工したことを明記するのがおすすめです(公共データ利用規約)。最終確認:2026年10月