やまねこのリハビリ・介護手帖理学療法士がひもとく、家族の安心と現場の実践ツール

介護・リハビリ向けの間取り図・見取り図作成ツール(無料)

かんたん
間取り図メーカー

マウスで部屋を描いて、介護ベッドや車いす、手すり・段差の印、動線の矢印を置くだけで、家屋調査(家屋評価)の報告書や、住宅改修の相談・申請に添える間取り図(見取り図)が作れます。無料・登録不要で、描いた図はどこにも送信されません。図面のように正確に描く必要はありません。部屋のつながりと、手すりや段差の位置が伝われば十分です。

監修:やまねこ(運動器認定理学療法士・リハビリテーション科主任)

対象:理学療法士・作業療法士などのリハビリ職、ケアマネジャー、福祉用具・住宅改修の担当の方、実習や課題に取り組む養成校の学生、ご家族

何も選ばれていません 図の中の部品をクリックすると、ここで名前や大きさを変えられます。Shift+クリックや、Shift+ドラッグで囲むと、まとめて選べます。
名前をえらぶ:
かたち
色
床の材質(図に模様が出ます)
文字の大きさ
手すりの位置
名前の位置(上下)
名前の位置(左右)
階段の形
曲がるところ
全体の大きさは「幅」「奥行」か角の丸で、曲がる向きは「左右を反転」と回転で変えられます。
表示 部屋や部品を選ぶと、右の欄で、1つずつ切り替えることもできます(床の材質・かたち・色も選べます)。
保存・印刷

できた図を残す

ブラウザに保存0/10件

このパソコンのこのブラウザに、名前をつけて10件まで残せます。下の一覧から選ぶと、その図に切り替わり、続きから描けます。

    ほかのパソコンへ移すとき

    そのほか

    共用のパソコンでは、保存する名前に患者さんの氏名など個人がわかる言葉を入れないのがおすすめです。使い終わったら「すべて消す」を押しておくと、次の方が迷いません。

    方眼の1マスは約45cm(太い線の間は約1.8m)です。車いすやベッドなどの部品は、実物に近い大きさで置けます。パソコンのマウスでの操作がおすすめです。ほしい部品や機能があれば、お問い合わせからお知らせください(追加や改善を検討します)。

    こんな場面で使えます

    家屋調査(家屋評価)の報告書

    退院前の家屋調査で確認した、寝室からトイレまでの動線、段差の高さ、手すりの位置を1枚の図にまとめられます。PNG画像で保存して、報告書やカルテの添付資料に貼り付けられます。

    住宅改修・福祉用具の相談

    手すりを付けたい場所や、ベッド・ポータブルトイレの置き場所を図で示せるので、ケアマネジャーや施工業者、福祉用具の担当者との相談が進めやすくなります。介護保険の住宅改修の申請で、改修する場所が分かる図を用意するときの下書きにも使えます(必要な書類や様式は市区町村によって違います)。

    退院前カンファレンスの資料

    自宅の間取りと、動きの確認が必要な場所を図で共有すると、ご家族や在宅のスタッフと話がかみ合いやすくなります。

    臨床実習・養成校の課題

    理学療法士・作業療法士の養成校の学生の方が、住環境整備の課題や、実習のレポート・症例発表で間取り図を描くときにも使えます。患者さんの名前や住所など、個人が分かる情報は図に書き込まず、学校や実習先の決まりにしたがって使ってください。

    使い方

    1. 部屋を描く:「部屋」を押して、方眼の上をドラッグします。続けて何部屋でも描けます。描いた部屋は、右の欄の「名前をえらぶ」から、寝室・トイレ・玄関などの名前をクリックひとつで付けられます。名前の位置は、右の欄で上下(上・中・下)と左右(左・中・右)を選べます。寝室や居間には広さ(畳)の目安が出ます。わからないときは、右の欄の「部屋の広さ(畳)を表示」のチェックを外すと、まとめて消せます。
    2. 廊下を描いて、つなぐ:「廊下」でドラッグすると、細長い廊下が描けます。部屋と廊下、玄関と廊下など、行き来できる境目は、「つなぐ」を押して境目の壁をなぞると、その部分の壁がなくなります。ドアがある所は、次の「開き戸」「引き戸」を使います。
    3. 部品を置く:「置く」のボタンを押してから、置きたい場所をクリックします(ボタンから図の上へドラッグしても置けます)。置く前に、置かれる位置が薄く表示されます。部品は実物に近い大きさで置かれますが、大きさが分かっているときは、置きたい場所でそのままドラッグすると、ドラッグした四角の大きさで置けます。ドアや窓は近くの壁に自動でそろい、開き戸はクリックした部屋の側に開きます。向きや開く側は、右の欄で変えられます。置いた部品は、マウスホイールを回すと45度ずつ回せます(右の欄の「↺ 45°」「↻ 45°」のボタン、Rキーでも回せます)。ななめに置きたいベッドや車いすにも合わせられます。部品のないところでホイールを回すと、図を拡大・縮小できます。拡大したときは、何もないところをドラッグすると図を動かせます。「全体」を押すと、用紙全体が見える大きさ(100%)に戻ります。描ける範囲は約18m×13.5mで、倍率は50%まで小さく、400%まで大きくできます。階段は、直線・L字の角まで・L字・コの字から選べます。1階の図で、上の階へ続く部分を描かないときは「L字の角まで」(曲がり角の踊り場・回り段まで)を、コの字の途中までを描くときは「L字」を使います。L字とコの字は、右の欄で、曲がるところ(踊り場か回り段か)と階段の幅を変えられます。全体の大きさは「幅」「奥行」で、曲がる向きは「左右を反転」と回転で合わせます。
    4. 立体感のある絵にする・かたち・色・床を選ぶ:ふだんは、見やすいシンプルな図で表示されます。下の「表示」にある「設置物を立体感のある絵で表示」にチェックを入れると、家具や福祉用具にかげと立体感のある絵になり、かたち・色も選べるようになります。「床を立体感のある絵で表示」にチェックを入れると、畳・フローリングなどの模様が出て、床の材質も選べるようになります(畳は、縦と横を組み合わせた敷き方と、縦にそろえた敷き方を選べます)。床と設置物は、別々に切り替えられます。置いた部品を選ぶと、右の欄に「かたち」と「色」が出ます。たとえばベッドは「介護ベッド」「ふつうのベッド」、トイレは「洋式(タンクあり)」「洋式(タンクなし)」「和式」、テーブルは「四角」「丸」「こたつ」「ちゃぶ台」などから選べます。部屋を選ぶと「床の材質」(フローリング・畳・カーペット・クッションフロア・タイル・土間)が選べます。置く前に、右の欄で決めておくこともできます。選ばなくても、標準のかたちで置かれるので、急ぐときはそのままで大丈夫です。チェックを外すと、シンプルな図に戻ります(保存する画像にも、今の表示がそのまま反映されます)。
    5. 長さを測る・回転の広さを見る:「ものさし」を押してドラッグすると、2点の間の長さ(cm)が図に書き込まれます。廊下や出入口の幅、車いすが通れるかの確認に使えます。「回転の円(150cm)」を置くと、車いすが向きを変えるのに必要な広さの目安が見られます(大きさは右の欄で変えられます)。右の欄の「部屋の寸法(cm)を表示」にチェックを入れると、部屋や廊下の幅と奥行が出ます(壁の中心どうしの長さの目安です)。
    6. 文字の大きさ・置く前の設定:選んだ部品の文字の大きさは、右の欄の「文字の大きさ」(小・中・大・特大)で変えられます。「置く」のボタンを押したあと、置く前に右の欄で大きさ・向き・名前を決めておくこともできます(向きはホイールでも変えられます)。あてはまる部品がないときは、「印・図形」の「四角」「円」に名前を付けて使えます。
    7. まとめて動かす・コピーする:部屋を動かすと、中の家具や福祉用具も一緒に動きます(部屋だけ動かすときは、Altキーを押しながらドラッグ)。Shiftキーを押しながらクリックするか、何もないところをShift+ドラッグで囲むと、まとめて選べます。Ctrl+Cでコピー、Ctrl+Vで貼り付けです(2階へ貼り付けることもできます)。
    8. 手すり・動線・段差を書き込む:「手すり」はドラッグで線を引きます。「動線」はクリックで点を打ち、最後の点でもう一度クリックすると矢印になります。「段差」は、右の欄で高さ(例:段差 12cm)を書き込めます。
    9. 番号を付ける:「印・図形」の「番号」を押して、改修する場所などをクリックすると、①、②…の丸い番号が置けます。置くたびに、番号が1つずつ進みます(1階と2階を通した続きの番号)。番号を選ぶと、右の欄で書き換えられます。住宅改修の申請では、見取り図の番号を、理由書・見積書・写真の番号とそろえておくと伝わりやすくなります(記事「住宅改修の見取り図の書き方」)。
    10. 2階建ての場合:「2階」に切り替えて描きます。1階の図が薄く透けて見えるので、階段の位置を上下で合わせやすくなります。階段の矢印は、上る向きに合わせておくと伝わりやすくなります。
    11. 保存する:「画像で保存(PNG)」で、報告書に貼れる画像になります。「A4で印刷」では、タイトルと作成日の欄を付けて、A4の用紙1枚に収めて印刷できます(横長の図は横向き)。2階建てなら、表示中の階だけか、1階と2階を横に並べた1枚かを選べます。あとで続きを直したいときは、「ファイルに保存」もしておくと、「ファイルを開く」から再開できます。

    作業中の図は、このブラウザの中に自動で保存されるので、ページを閉じても、同じパソコンの同じブラウザで開けば続きから描けます。前回の図が残っているときは、開いたときに「続きから使う」か「新しく始める」かを選べます。名前をつけて10件までブラウザに保存し、切り替えることもできます。どこかに送信されることはありません。

    家屋調査の間取り図に書き込んでおきたいこと

    家屋調査(家屋評価)の図では、ご本人が毎日通る場所を中心に、次の点を書き込んでおくと、あとから住宅改修や福祉用具を考えるときに役立ちます。

    場所書き込んでおきたいことこのツールで使う部品
    家の前・玄関道路から玄関までの段差、上がり框の高さ、手すりを付けられる壁の位置段差、上がり框の手すり、手すり
    寝室ベッドの位置と、ベッドから降りる側、介助バーの側ベッド、介助バー
    寝室からトイレまで通り道、距離、途中の段差や敷居、夜に通るときの明るさ動線、段差
    トイレ入口の幅と段差、ドアの開き方、便器の向き、手すりの位置開き戸・引き戸、便器、縦手すり(壁)、手すり
    浴室・脱衣所入口の段差、浴槽の位置、洗い場のいすや手すりの位置浴槽、洗面台、段差、手すり
    廊下・階段車いすや歩行器が通れるか、階段の上る向きと手すりの側車いす、歩行器、階段、手すり

    家屋調査で確認することの全体は、記事「退院前の家屋調査とは?」でまとめています。

    伝わりやすい図にするコツ

    よくある質問

    見取り図と間取り図は、何がちがいますか? 住宅改修の見取り図にも使えますか?

    住宅改修では、住まいの図を「見取り図」と呼ぶことが多く、間取り図とほぼ同じものです。このツールで描いた図は、住宅改修の申請に添える見取り図としても使えます。改修する場所に番号を付けると、理由書・見積書・写真の番号とそろえやすくなります。市区町村によって書式が決まっていることがあるため、提出先に確認するのがおすすめです。書き方は記事「住宅改修の見取り図の書き方」にまとめています。

    描いた図は、どこかに送信されますか?

    送信されません。図はお使いのブラウザの中だけで作られ、運営者を含め、外部には送られません。作業中の図は、続きから描けるようにブラウザの中に保存されます。共用のパソコンで使ったときは、終わったら「すべて消す」を押しておくと安心です。

    無料ですか? 作った図を報告書やレポートに使ってもよいですか?

    無料で、登録も必要ありません。作った図は、家屋調査の報告書、住宅改修の相談資料、実習のレポートや学会・症例発表の資料などに使っていただけます。

    学会・研修会の発表資料、配布資料、書籍、Webサイト・SNSなどで使うときは、次のように出典を書いてください。

    出典:やまねこのリハビリ・介護手帖「かんたん間取り図メーカー」(https://yamaneko-family.com/madori)

    ただし、養成校の課題や臨床実習のレポート、病院からご家族へお渡しする報告書などに使うときは、出典を書く必要はありません。

    WordやExcel、PowerPointに貼り付けられますか?

    「画像で保存(PNG)」で保存した画像を、WordやExcel、PowerPointなどに貼り付けられます。2階建ての場合は、1階と2階を横に並べた1枚の画像にもできます。

    家具のかたちや色、床の材質を変えられますか?

    変えられます。下の「表示」にある「設置物を立体感のある絵で表示」「床を立体感のある絵で表示」にチェックを入れてください(ふだんはシンプルな図です。床と設置物は別々に切り替えられます)。置いた家具を選ぶと、右の欄に「かたち」と「色」の候補が出ます(例:介護ベッド/ふつうのベッド、洋式/和式のトイレ、四角/丸/こたつのテーブル)。部屋を選ぶと、フローリング・畳・カーペットなどの床の材質も選べます。洗濯機、ラグ・マット、観葉植物のほか、浴室用のシャワー(水栓)、シャワーチェア、洗い場の台(カウンター・ベンチ・浴槽台)も置けます。見た目は、あくまで相手に伝わりやすくするためのものです。チェックを外すと、シンプルな図に戻せます。

    スマートフォンでも使えますか?

    表示や簡単な操作はできますが、部品を動かしたり線を引いたりする操作が多いため、パソコンのマウスでの操作がおすすめです。

    寸法は正確ですか?

    方眼の1マスは約45cm(半間)です。置く部品は、実物に近い大きさで作ってあります(車いす63×105cm、歩行器58×62cm、ポータブルトイレ55×65cm、介護ベッド100×200cm、便器40×70cm、浴槽130×80cm、階段91×273cmなど)。部屋に対する大きさの感じは、おおむね実際どおりになります。

    ただし、製品によって寸法は違います(車いすの幅は62〜70cmなど)。実物の寸法が分かっている場合は、部品を選んで「幅」「奥行」を書き換えてください。部屋のつながりや、手すり・段差の位置を伝えるための図なので、工事に使う図面の代わりにはなりません。

    家屋調査の前に、家族が間取り図を用意したほうがよいですか?

    基本的には必要ありません。家屋調査では、病院の職員が実際に家を見て判断します。家屋調査の前にあらかじめ相談しておきたい場合や、ご事情で家屋調査を希望しない場合には、間取り図があると病院の職員が支援しやすくなります。くわしくは、記事「退院前の家屋調査とは?」でまとめています。

    保存したファイルは、どうやって開きますか?

    「ファイルを開く」を押して、「ファイルに保存」で保存したファイル(.json)を選ぶと、続きから編集できます。Chrome や Edge など、保存先を選べるブラウザでは、保存先(フォルダ)を選んで保存できます。ファイル名には日付と時刻が入るので、前のファイルを上書きすることはありません。画像(PNG)からは編集を再開できないので、あとで直す可能性があるときは、ファイルでも保存しておくのがおすすめです。

    ブラウザに保存した図が、見えなくなったり消えたりすることはありますか?

    ブラウザの閲覧データ(履歴やサイトのデータ)を消したときや、ブラウザを閉じたときに自動で消す設定のとき、プライベートウィンドウ(シークレットモード)で使ったときには、保存した図が消えることがあります。ブラウザを入れ直したときやパソコンを初期化したときも同じです。保存の容量がいっぱいのときは、保存できない旨の案内が出ます。

    また、別のパソコンや別のブラウザ(ChromeとEdgeなど)、別のユーザーアカウントで開いたときは、保存した図は見えません。ブラウザへの保存は、そのパソコンのそのブラウザの中だけに残る仕組みです。病院などの共用パソコンでは、ブラウザの設定を自分で確かめられないことがあります。大事な図は、「ファイルに保存」でも残しておくのがおすすめです。

    ほしい部品や機能があるときは?

    「こんな部品がほしい」「ここが使いにくい」といったご要望があれば、お問い合わせページからお気軽にお知らせください。機能の追加や改善を検討します。

    あわせて使えるページ