住宅改修の写真書き込みシート工事前の写真に、手すりの位置や段差の寸法を書いて、写真貼付シートをA4で印刷・PDF・画像で保存
監修:やまねこ(運動器認定理学療法士・リハビリテーション科主任)
住宅改修の申請では、工事前の写真に、改修する場所を示すよう求める市区町村があります。このシートでは、写真に、手すりを付ける位置の線、段差の寸法、番号を書き込んで、A4の写真貼付シートにできます。書き込み入りの画像として保存し、市区町村の用紙に貼ることもできます。ケアマネジャー、施工業者、福祉用具の事業所、リハビリの担当者向けです。
| 番号 | 場所 | 工事の内容 | 改修前の写真 | 改修後の写真 |
|---|
理由書・見積書・図面・写真には、同じ番号を振ります。
よくある質問
写真は、どこかに送られますか?
どこにも送られません。写真と書き込みは、お使いのパソコンやスマートフォンのブラウザの中だけで扱います。保存するときは、ご自身で選んだ場所のファイルに保存されます。
写真に日付を入れられますか?
このツールは、写真に日付を足しません。住宅改修の写真は、撮影した日がわかることを求める市区町村が多く、撮ったあとに日付を付け足したり、データを修正したりした写真を認めない自治体があります。日付は、日付機能のあるカメラで写し込むか、日付を書いた黒板や紙を一緒に写して撮影します。なお、保存した画像には、カメラが記録した撮影日の情報(Exif)は残らないので、元の写真のファイルも残しておくと安心です。
元の写真は、書き換わりますか?
書き込みでは、書き換わりません。書き込みは、写真の上に重ねた別の層です。写真は、扱いやすいように、大きなものだけ自動で小さくします(長いほうの辺が約1600ピクセル)。「傾きを直す」と「右に回す」を使ったときだけ、写真の形が変わります。補正では、四角の外が切り取られます。そのときも、補正前の写真を残しているので、「補正をやめる」で戻せます。お使いの端末にある、元の写真のファイルは、変わりません。
手すりの位置は、どのように書き込めばよいですか?
工事前の写真に、手すりを付ける予定の場所へ、線を引きます。自治体の手引きには、改修予定箇所をマジックなどで書く、または写真に直接線を引くなどして示す、という案内があります。段差は、メジャーを当てた写真を求める自治体があります。このシートの「寸法」で、線と数字を書き込むこともできます。細かい決まりは、市区町村によって違うので、申請先の手引きを確かめてください。
自治体の写真貼付用紙があるときは、どうしますか?
市区町村が写真貼付用紙を定めているときは、その用紙を使います。このツールの「画像で保存」で、書き込み入りの写真を保存し、その用紙に貼ってください。
工事後の写真は、どう使いますか?
工事のあとの申請では、工事前と同じ場所の写真が必要です。同じカードの「改修後」の欄に、写真を入れると、上下に並べて印刷できます。手すりの部品(ブラケットなど)が確認できるよう、撮影の角度を工夫して、複数枚撮る案内がある自治体もあります。
線を、まっすぐ(横・縦)に引けますか?
引けます。パソコンでは、Shiftキーを押しながら線を引くと、横・縦・45度にそろいます。スマートフォンでは、道具の「まっすぐ」をオンにします。写真は斜めから撮ることが多いので、壁の線に合わせたいときは、オフのまま引きます。
同じ場所を、いくつかの角度から撮った写真を入れられますか?
入れられます。場所のカードの下にある「同じ番号で、別の角度の写真を追加」を押すと、同じ番号・場所・工事の内容のカードが、すぐ下に増えます。工事後の手すりの金具を、複数の角度から撮るときなどに使えます。
書き込みを、選んで動かしたり、消したりできますか?
できます。道具の「選ぶ」を選び、書き込みをタップ(クリック)すると選べます。ドラッグで動かせ、線の端を動かすと長さを変えられます。「選択を消す」で消せ、文字や寸法の数字は「文字を直す」で直せます。「↶ 一つ戻す」と「↷ やり直す」は、パソコンでは、Ctrl+Z、Ctrl+Yでも使えます。
傾いた写真を、まっすぐにできますか?
「傾きを直す」で、壁、ドア、床など、四角い物の4つの角を合わせると、まっすぐな形に補正できます。補正した写真は、加工したことになるので、自治体によっては認められないことがあります。「補正をやめる」で、元の写真に戻せます。申請先の手引きを確かめてから使ってください。
寸法の長さは、写真から測れますか?
目安がわかります。道具の「基準」で、長さがわかる物(メジャー、畳、ドアの幅など)をなぞって、実際の長さを入れると、そのあとの「寸法」に、目安の長さが自動で入ります。写真の遠近で誤差が出るので、申請に書く寸法は、メジャーで測った値を使います。
PNGで保存できますか?
できます。「画像の形式」で、PNGかJPEGを選べます。「画像で保存」は写真ごと、「A4を画像で保存」は、印刷と同じ並びのA4の画像を、場所ごとに保存します。
場所の並べ替えや、見取り図のページを付けられますか?
できます。場所のカードの下にある「↑ 上へ」「↓ 下へ」で、順番を入れ替えられます。「+ 見取り図のページを追加」を押すと、いちばん下に、見取り図のページが付きます。「かんたん間取り図メーカー」で画像(PNG)として保存した図を入れ、道具の「番号」で①②…を置くと、写真の番号とそろえられます。印刷でも、A4の画像でも、最後のページになります。
スマートフォンでも使えますか?
使えます。写真は、その場で撮影して入れることも、保存してある写真から選ぶこともできます。書き込みは、指でなぞって行います。写真の上で画面が動かせないときは、「スクロール」を選ぶと、写真の上でも画面を動かせます。印刷やPDF保存は、ブラウザの印刷の機能から行います。
出典・参考にした資料
- 東京都大田区「介護保険 住宅改修の手引き」:工事前の写真は、撮影日がわかるもの(原則、カメラの日付機能)で、改修予定箇所を、写真に直接線を引くなどして示すこと。段差はメジャーをあてて撮影すること。理由書・図面・写真・見積書に共通の番号を振ること。作成者の目安(図面と工事前写真は施工業者)。2026年10月確認 リンク
- さいたま市「介護保険 住宅改修の手引き」(令和7年12月):撮影日を入れて撮影すること、撮影後に日付を付け足す等のデータ修正をした写真は認められないこと、手すりの改修前の写真には予定箇所をマジック等で記載すること。2026年10月確認 リンク
- 相模原市「介護保険 住宅改修のQ&A」(令和6年4月改定版):改修前の写真は工事の必要性がわかるものであること、段差はスケールを当てた写真、日付機能のないカメラでは黒板や紙に日付を書いて写し込むこと。2026年10月確認 リンク
このシートは、自治体の手引きをもとにした、写真に書き込むための補助ツールです。提出する書類の様式や、書き込みの決まりは、市区町村によって違います。申請の前に、担当のケアマネジャーか、市区町村の窓口に確認するのがおすすめです。最終確認:2026年10月