ロコモ度テストの判定
(ロコモ度1・2・3)
ロコモ/ロコモティブシンドローム/立ち上がりテスト/2ステップテスト/ロコモ25/移動機能
ロコモ度テストは、立ち上がりテスト・2ステップテスト・ロコモ25の3つで、立つ・歩くなどの移動機能の低下(ロコモ)を調べる方法です。このページでは、判定の基準と測り方を紹介します。結果を入れると、ロコモ度1・2・3の目安を確かめられます。A4の記録用紙(PDF)もダウンロードできます。
監修:やまねこ(運動器認定理学療法士・リハビリテーション科主任)
対象:ご家族、理学療法士・作業療法士などのリハビリ職
ロコモ度テストと判定の基準
ロコモ(ロコモティブシンドローム)は、立つ・歩くなどの移動機能が下がった状態のことです。日本整形外科学会のロコモ度テストは、3つのテストの結果を、ロコモ度1・2・3の3段階に分けます。3つのうち1つでも当てはまればロコモとされ、当てはまった段階のうち、いちばん進んだ段階が結果になります。
| テスト | ロコモ度1 | ロコモ度2 | ロコモ度3 |
|---|---|---|---|
| 立ち上がり | どちらか一方の脚で40cmから立てないが、両脚20cmは立てる | 両脚20cmは立てないが、30cmは立てる | 両脚30cmから立てない |
| 2ステップ値 | 1.1以上 1.3未満 | 0.9以上 1.1未満 | 0.9未満 |
| ロコモ25 | 7点以上 16点未満 | 16点以上 24点未満 | 24点以上 |
出典:日本整形外科学会 ロコモONLINE(ロコモチャレンジ!推進協議会)。ロコモ度テスト(確認:2026年10月)
段階ごとの状態
- ロコモ度1移動機能の低下が始まっている状態とされています。運動を習慣にすること、たんぱく質とカルシウムをふくむバランスのよい食事に気をつけることが勧められています。
- ロコモ度2移動機能の低下が進んでいる状態で、自立した生活ができなくなるリスクが高いとされています。とくに痛みがあるときは、運動器の病気がある場合もあるため、整形外科専門医の受診が勧められています。
- ロコモ度3移動機能の低下が進み、社会参加に支障が出ている状態とされています。自立した生活ができなくなるリスクが非常に高く、運動器の病気の治療が必要になっている場合もあるため、整形外科専門医の診療が勧められています。
ロコモ度テストは、移動機能の低下に気づくための目安で、病気の診断ではありません。検査の結果が気になるときや、痛みがあるときは、かかりつけ医や整形外科に相談するのがおすすめです。
測り方の要点
- 立ち上がりテスト(両脚):40cmの台に、両腕を組んで腰かけます。両脚は肩幅くらいに開き、反動をつけずに立ち上がって、そのまま3秒保ちます。
- 立ち上がりテスト(片脚):両脚で40cmから立てたら、片脚で行います。上げるほうの脚は、膝を軽く曲げます。立てたら、10cmずつ低い台に移り、左右とも片脚で立てた、いちばん低い台が結果です。片脚40cmが立てないときは、30cmから両脚でテストして、両脚で立てた、いちばん低い台が結果です。
- 2ステップテスト:スタートの線につま先をそろえて立ち、できるだけ大股で2歩進んで、足をそろえます。スタートの線から着地点のつま先までを測ります。バランスを崩したら失敗として、やり直します。
- 2ステップ値:2回測って、良いほうの記録を使います。2歩幅(cm)÷身長(cm)で計算します。
- 安全のために:無理をしない、反動をつけない、膝に痛みが起きそうなときは中止します。2ステップテストは、介助者のもとで、滑りにくい床で、準備運動をしてから、ジャンプせずに行います。
日本整形外科学会 ロコモONLINE:立ち上がりテスト・2ステップテスト。台に腰かけるときの姿勢(すねの角度など)は、公式サイトの説明と動画で確かめられます。
判定する
① 立ち上がりテスト
下肢の筋力をみます。結果にいちばん近いものを選びます。測り方は下の「測り方の要点」へ。
② 2ステップテスト
できるだけ大股で2歩進んだ距離(スタートの線から着地点のつま先まで)を入れます。2回測って、良いほうを使います。
③ ロコモ25
25の質問に答えた合計点(0〜100点)を入れます。質問票は、日本整形外科学会のロコモ公式サイト(ロコモONLINE)で答えられます。紙で答えるときは、公式の記入用紙(PDF)が使えます。各問0〜4点の合計です。
記録用のメモ(コピーして使えます)
コピーしました
結果の伝え方と、立ち上がりの見方
立ち上がりテストの台の高さや、2ステップの値などの数字は、比較的伝わりやすいので、そのまま伝えます。一方、ロコモ度は伝わりにくいので、数字を添えて伝えるのがおすすめです。
立ち上がりテストでは、台の高さのほかに、次のことを見ます。
- 立ち上がり方の戦略(勢いをつける、手で支えるなど)
- 姿勢
- 足の開始位置
よくある質問
3つのテストのうち、1つだけ当てはまってもロコモですか?
日本整形外科学会のロコモ度テストでは、3つのテストのうち1つでも当てはまればロコモとされています。当てはまった段階のうち、いちばん進んでいる段階が、判定結果になります。
立ち上がりテストは、どの高さの台から始めますか?
まず両脚で40cmの台から立ち上がります。立てなかった方はロコモ度3です。立てた方は、片脚で40cmの台から立ち上がります。片脚でできたら、10cmずつ低い台に移って、左右とも片脚で立てた、いちばん低い台が結果になります。片脚40cmが立てなかったときは、30cmから両脚でテストして、両脚で立てた、いちばん低い台が結果です。
家で、ひとりでやってもよいですか?
日本整形外科学会の案内には、無理をしない、反動をつけない、膝に痛みが起きそうなときは中止する、と書かれています。2ステップテストは「介助者のもとで」とされています。片脚の立ち上がりは、ふらつくと転びやすいため、そばに人がいるときに行うのがおすすめです。
ロコモ25の質問は、このページでできますか?
このページでは、質問そのものは載せていません。質問票は、日本整形外科学会のロコモ公式サイト(ロコモONLINE)で答えられます。出た合計点(0〜100点)を、このページに入れると、立ち上がりテスト・2ステップテストとあわせて判定できます。
